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川口市で塗装が剥がれ防水性を失ったセメント瓦を横暖ルーフに葺き替えます
今回は
川口市で塗装も剥げ、苔も生え始めたセメント瓦を
金属屋根に葺き替えていきます。
まず初めに、セメント瓦とはどういったものなのかご紹介します
セメント瓦とは
その名の通り、セメントが原料の瓦屋根です。
成型がしやすく形が様々で、お客様の好みに沿える点や、
価格が日本瓦よりも断然安価なことから、
過去、一般住宅で多く利用されました。
しかし、欠点もあります。
セメント自体に防水機能はなく
塗装によって防水性を発揮しているため
こまめなメンテナンスが必要なことと、
原料がセメントのみでとても固く
少しの揺れや衝撃で割れてしまうため
地震大国の日本にはあまり適さないことです。
そのため、
現在は価格もあまり変わらず耐久性もある
コロニアルや、ガルバニウムに人気が流れ
セメント瓦はあまり使われなくなりました
セメント瓦が多く流通したときから、今に至るまで
丁度2,30年が経つ頃で、セメント瓦から金属屋根への
葺き替え工事を頂く機会が増えています。
それでは、お待たせしました
今回の川口市での工事を見ていきましょう
今日の工程は瓦卸からルーフィングまでです。
こちらの写真は施工前です。
完全に塗装が剥げ、防水性が失われている様子です。
苔も生えてしまっています。
防水性を失ったセメント瓦は雨水を良く吸い、
日当たりが悪いと乾ききらずこのように苔が生えてしまいます。
少しコロニアルと特徴が似ていますね
ここまで来ると、葺き替え工事をお勧めします。
さあ、次は瓦卸です。↓↓
今回のお家は縦に長いお家だったので、平米にすると40平米ほどでした。
一般住宅の半分くらいの大きさですね。
職人5人で作業し、ルーフィングまで張り終えるのに約1日かかりました。
左の写真は、瓦を下した直後です。
瓦を下す際は土ほこりも舞うのでマスクは必須です
今の時代もマスクは必須ですが・・・。
マスクをしてても作業後には鼻の穴が真っ黒!?なんてことも・・・。
それだけほこりが舞いますので
瓦卸をする際は、ご近所様にも一言ご挨拶をさせていただいています。
お客様が安心して工事期間を過ごせるよう精一杯務めさせていただきます。
真ん中の写真は瓦桟(瓦をひっかけるために設置された木材)を撤去した後です。
ルーフィングに穴が開いているのがお分かりになるでしょうか?
こういった部分から雨水が侵入し雨漏りの原因になります。
一般的に使用されるルーフィングは耐用年数が15年~20年程なので、
この数字を覚えといて頂けると屋根に大きな痛みが出る前に対応できるかと思います。
右の写真は、瓦を産廃に行く様子です。
40平米でもこの量の瓦が乗っています。
トラックを見送る際は、今までお家を守ってくれてありがとうの気持ちがこみ上げますね
さあ、瓦を下し終わったら
新しく下地を張っていきます
今回はかなり下地も傷んでいますし、増し張りが得策ですね。
コンパネを張る際には必ず千鳥張りです。
この張り方をすることでより丈夫な下地に仕上げます。
千鳥張りについてはコラムで詳しく上げる予定ですので、
そちらをご覧いただけたら嬉しいです
最後にルーフィングを張ったらおしまいです。
最近は日暮れが早く、
この日も気づいたら暗くなっていたので
ルーフィングの工程を取り忘れてしまい・・・。
毎度、申し訳ありません
次回の本体施工ブログでルーフィングの出来もご覧いただけたらと思います。
今回のブログでは
セメント瓦の特徴をメインにご紹介させていただきました
もし、お心当たりや、心配事などございましたら、
お気軽に『街の屋根やさん 川口店』までお問い合わせください(^^♪
今回も最後までご覧いただきありがとうございました
9時~17時まで受付中!
0120-390-616