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川口市でラバーロックが原因で雨漏りした瓦屋根をガルバニウムに葺き替えます
今回は川口市で
ラバーロック工事をしたお家が雨漏りしたということで
金属屋根に葺き替えることになりました。
まず、
ラバーロックとは何かご説明しますね
ラバーロックとは
瓦を一枚一枚、コーキングで接着していく工法です。
瓦が強風や地震でずれることを防ぎ、
また工事費もあまり大きくないことから施工するお客様が多いように思います。
しかし
このラバーロック、注意してほしい点が多く
この工事をすることで雨漏りを助長したりします。
瓦屋根は、
隙間があることで雨水を排出したり
内側にこもる湿気を排出する役割を持っています。
しかし、このラバーロックをすることで
雨の逃げ道がなくなり雨漏りにつながる可能性があります。
また、
瓦をつなげることで、ずれる心配はなくなりますが
大きな地震などではデメリットになりかねます。
大きな塊として屋根から落ちてくる可能性があるからです。
実際にこういった事例もあります。
また悪徳業者も多いです。
何の知識もない人がラバーロックを行うと
何の意味もないただお金だけを払う工事になってしまったりするので
ラバーロック工事は注意が必要です。
今回のお客様のお家は、
正しくラバーロックされています。
正しいとされているラバーロック法は二つあり、
1つが今回の写真の『L型ラバー工法』です。
2つ目は『山形部分のみラバー工法』です。
山形部分のみというのは、
瓦の湾曲している部分のみラバーでつなげることです。
(※下記写真をご参照ください。)
ラバーロック部分を最小限にすることで
換気できる部分、雨を排出する部分を残し、
瓦を止める効果を発揮します。
また、
大きな地震の際の塊で落ちてくる危険性も
少しのラバーロックなので
落ちるときに瓦同士が剥がれて大きな被害を防げます。
接着面が多い方が安全です
などと
うたってくるような業者には注意しましょう
ただせっかくの瓦なので伝えておきたいことがあります。
それは、
ラバーロックをしたらもう、次のメンテナンスは
屋根の葺き替えしかできないということです。
瓦の寿命は、50年~半永久と言われています。
ラバーロックしなければ、その瓦を再利用して、下地だけ交換するなどの
方法も取れますが、もう瓦同士を接着してしまったら
今ある瓦たちとはお別れしなければいけません。
今回のお客様のお家も
築30年たっているとは思えないほど瓦はきれいですよね
そういった色々なことを考慮して
お客様の今後のお家との付き合い方を考慮して
今の瓦とお別れするの覚悟でラバーロックを行うか、
今の瓦を活かしていきたいか、考えてご決断いただけたらと思います。
今回のブログは
ラバーロックのご紹介になってしまいましたが
明日からは工事を進めていきます
ぜひ明日もご覧いただけたら嬉しく思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました
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