蕨市で、玄関入口の銅板屋根を葺き替えていきます
こんにちは!『街の屋根やさん 川口店』です もう12月ですね・・・。早いものです。
最近では、年越しをきれいなお家で過ごしたいと、
屋根の補修工事、葺き替え工事、雨樋交換など、
様々なお仕事をいただいており嬉しく思います。
今回のブログでご紹介するのは、『銅板屋根の葺き替え工事』です
皆様は、『銅板屋根』をご存知でしょうか?
こんなにピッカピカな屋根、あまり見かけないですよね・・・。
でも実は意外と銅板屋根を見かけているかもしれません。
こういった緑色に変色した屋根を見かけたことはないでしょうか?
これ実は銅板なんです
銅は、酸化することによって、変色していきます。
一番身近なものだと、10円玉ですね!
最近作られた10円はピカピカですが、昭和時代のものは茶色く、
もっと前のものは、緑色ですよね。
この現象が屋根でも同じように起こります。
また、外部にさらされているため、変色の進行も早いです。
しかし変色したからと言って、劣化ではなく
緑色になってから耐久力UPするのが銅板です。
銅板の寿命も100年程と言われています。
金属屋根の中で一番強い素材です。
しかし、屋根材の中で一番高いものでもあります。
神社や、お寺で使用されていることが多いですが、一般住宅でも使用しているお家もあります。
お散歩するときなどにでも、周りを見渡してみてください
意外と近くにあるかもしれません
それでは、工事に移ります
こちら施工前写真です。
少し緑に変色してきていますね。
まだまだ丈夫な屋根ではありますが、
お客様から傷が目立つので葺き替えたいとのご要望があり葺き替えることになりました
まずは既存の銅板をはがし、新しいルーフィングを取り付けます。
銅板を取り付ける際も
下地の作業は同じです。
銅板で軒先、ケラバ部分に銅板を取り付けていきます。
一枚の銅板を加工し、
ピッタリ合うように取り付けます。
また両写真に見られる小さい銅板チップは『吊り子』と言って
唐草が落ちないように吊る部材です。
普段使用しているガルバニウムの唐草は、
写真のようにひっかけ部分がついているので落ちません。
この部分に上からビスを打ち込み
落ちないように施工します。
しかし今回の、銅板の唐草は
L型なので上から、止められません。
そこで『吊り子』を使用し落ちないように施工します。
これで外から見ても釘は見えませんし、
落ちません。
加工場で1枚1枚加工した銅板を取り付けていきます。
真ん中の膨れてる部分はかみ合わせる部分です。
今回の屋根はメノコと言って少し特殊な形の屋根で、
勾配が2方向に分かれているため、葺き方が変わってきます。
こういった施工は熟年の職人技がないとできませんが
弊社には、その職人がいます。
美術館などの芸術的な屋根も手掛けた職人もいますので
どんな屋根にも対応してくれます。
今回は一文字葺きと言って
屋根の正面に立った時に、継ぎ目がまっすぐ見える葺き方です。
継ぎ目が不揃いの乱葺きという葺き方もありますが、
銅板の場合継ぎ目がも、屋根の見栄えに関わりますので
一文字葺きが一般的です。
銅板屋根の施工は難しいですが、
その分美しく、きれいで、変色していく様子も楽しめる、
カメレオンのような屋根です
少しお値段は張りますが
気になる方は是非一度『街の屋根やさん 川口店』まで
ご連絡ください(^^♪
まだ施工が完成していませんので、また完成しましたら
アップしたいと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました
9時~17時まで受付中!
0120-390-616