破損してしまった笠木板金をカバー施工で元通り。
こんにちは、街屋根埼玉県川口支店担当の佐藤です。長引く梅雨と日々闘っております。
今回は、飛来物で破損してしまった笠木板金のカバー施工を案内していきたいと思います。
笠木板金とは?と思われた方もいらしっゃいますよね。笠木板金は壁などの貼り仕舞い(終わり部分の雨仕舞い)や化粧に使われる板金の事です。今回の様な場合では、多少の凹みで問題はなかったのですが、玄関上という事もあってお客様は気にされていたのでカバー施工を提案しました。
カバー施工は、そのなの通り既存の上からカバーするものです。カバー以外は、張り替え工事があります。張り替え工事は下地が傷んでいる時に行う工事で、今回の様なカバー工事は稀な事例になります。
それでは、板金カバーを行っていきます。
笠木板金は、現調で計った寸法を元に工場で加工した板金を使って作業を行います。
笠木や庇といった板金類は、家々でサイズが違う為、必ず現調にて寸法を計ります。現調もより良い作業を行うための大事な責務なのです。
工場では、笠木の形にしか加工できません。細かい加工は、現場で工具を使い行います。
板金加工は、職人技です。センスと鍛錬と場数が美しい笠木を作り出します。
学校で技術が得意だった方は、板金屋お勧めなのです。センス!あっ、高所恐怖症な方はお勧めできませんね… 余談すいません…
板金はコーキングや隠し釘で止めていきます。隠し釘は、板金の重なる部分など隠れる部分に使う釘の事ですね。
板金を付け終えたら、継ぎ目のコーキング処理を行います。
コーキングは、変成シリコンというコーキングを使います。壁際など塗装を行う部分は必ず変成シリコンを使わなければなりません。コーキングは、シリコンと変成シリコンの二種類あります。なぜ変成シリコンを使わなけるばならないのかというと、変成シリコンでないと塗装した時に、塗装が載らないのです。
塗装を塗る部分は、必ず変成シリコンを使うのです!
仕上がりは、カバーなので既存より多少大きめにできていますが、さほど変わりません。施工時間は、1〜2時間の作業です。大きさや複雑さで時間は左右します。
お客様も、蘇った笠木を見て満足していただきました。僕たちは、自分の作った作品の様なものなので、お客様に満足していただけると嬉しいのです。
これからも僕たち板金屋をよろしくお願いします。
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