①和風建築に最も合う建材→昔から日本建築に使われてきた屋根材なので当たり前といえば
当たり前かもしれませんが、あの重厚感はなかなか出せるものではありません。
「素焼き瓦」や「いぶし瓦」、「陶器瓦」など色合いも様々です。
また形も様々で洋風や、平板など選択肢が広いのも嬉しいですね
②とにかく高い『耐久性』
→瓦は粘土を高温で加熱し焼いたものです。
陶器瓦などの着色も、ガラス系の着色剤を高熱で焼いて化学反応させているので、
なんといっても熱に強い
紫外線に強い
そして瓦本体の色あせもしにくいのです。
また、瓦本体の寿命は半永久的と言われるくらい丈夫で
部分的な補修ができるのもいいところですね
(※瓦自体は半永久ですが、屋根の下地は20年から30年で寿命が来るので葺き直しは必要になります。)
③やっぱり土は暖かい『断熱性』
→金属に比べると土は断熱性が高いです。
金属は熱くなるのも冷えるのも一瞬ですが、粘土は熱くなりにくく、冷めにくいです。
陶器のお茶碗、金属の器などを想像してもらえるとわかりやすいかなと思います
また、屋根と下地の間に空気層があるため、瓦が熱くなっても熱を逃してくれます。
そのため、夏は涼しく、冬は暖かい。
過ごしやすい環境を整えてくれる屋根材です。
④快適な空間を作る『遮音性』
→瓦自体が他の屋根材よりも厚いため、音の反響が少ないのはもちろんなのですが、
瓦に雨が当たる音が心地よいのもポイントかもしれません。
これはお客様の声なのですが、
「雨が当たって流れてくるあの、サーっていう音がなんだか懐かしさを引き出すのよね~」
と、お話しいただきました。
それを聞いて私も、おばあちゃん宅の軒下で縁側に座りながらカルタをしたのを思い出しました。
こんな懐かしさを持つのも瓦屋根のいいところかなと、私自身は感じています。
以上が、瓦屋根のメリットといえる部分です
いいところを理解していただいたうえで
瓦屋根のデメリットといわれる部分を紹介していきたいと思います。