屋根の下地構造、どうなってるの?
皆さんは屋根といわれて思い浮かべる部分はどこでしょう
『あの赤い屋根の…』など、多くの方は表面を想像するのではないでしょうか。
そうです!!見える部分はそこが屋根で間違いありません!
しかし、見えない部分も一生懸命大事なお家を守っているのです。
今日は普段日の当たらない内側を知っていただけたらと思います
それでは見ていきましょう
①屋根下地の最下部。屋根すべてを支える力持ち『垂木』
屋根は『垂木』という木の棒で骨組みされています。
大きなホームセンターとかにもよく売っている長い木です。
最近はDIYなどにもよく使用されていますね!
この部分に折れや曲がり、腐食がみられるとかなり危険な状態です
修理するにも大掛かりな工事になります。
屋根材を全部はがして…下地も全部はがして…
工事期間もかなりかかりますね
こうなる前にぜひとも屋根の点検をご検討頂けたらと思います
垂木の次は『野地板』です。
職人さんはこの板を「コンパネ」と呼ぶ人もいます。
構造用合板と言って、人体に影響のない接着剤を使い、
薄い板を何層にも張り合わせた丈夫な板で、屋根に使われるものは基本9ミリ~12ミリの厚さのものです。
耐水合板とも呼ばれ雨にも強いのはありがたいですね!
こちらも大きなホームセンターなどに売っています!
もし機会があれば見てみてください
これは豆知識なのですが、値札などにF☆☆☆という記号が書いてあるところもあります。
このよくわからない暗号は、ホルムアルデヒドなど人体に影響のある物質が少ない~多いを表します。
☆が多いほど安全で、MAX☆4個です
屋根はもちろん☆4個なのでご安心くださいねっ
野地板の上には『防水シート』を張っていきます。
以前は「トントン」という薄い板を張られていましたが、
技術とは進化しますね~
現在はアスファルトルーフィングという、
フェルトにアスファルトを染み込ませた防水シートが主流です。
実は屋根本体に不具合があっても防水シートに不具合がなければ多少の雨で雨漏りすることはありません。
これ、すごいですよね
防水シートは雨漏りを防ぐ最後のカナメといっても過言ではないのです。
今では技術がより進化し何種類もの防水シートがあるので、ご予算と相談しながら防水シートにこだわってみるのも屋根を長持ちさせるポイントかもしれません
④やっぱり見た目はかっこよくありたい。『仕上げ材』
最後は皆さんご存じ『仕上げ材』です。
ここでやっと目に見える部分です!
仕上げ材は大きく分けて4種類です。
瓦、スレート、ガルバニウム、アスファルトシングル…
聞きなれない単語が多く難しいですね
これにつきましては
屋根の形や、状態、立地などで選択の幅も広がっていきます。
一つひとつの素材のメリット、デメリットを理解してから選んでいただけたらと思いますので
またコラムを通して紹介していきます
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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