①スレート本体に防水機能はない→スレートの防水機能は塗装によって実現されています。
その為、塗膜がはがれると防水機能が失われ、急激な雨水の吸水と乾燥により
スレート本体にヒビが入りやすくなります。
②メンテナンスコストが細かくかかる
→①でもあったように塗膜で防水機能を実現させているため
定期的な塗装のメンテナンスが必要になってきます。一般的には10年程です。
1回の塗装の費用は一般的な住宅で足場代なども含め約40~50万円。耐用年数が30年程なので2回は塗り替えをし、次は葺き替え工事。
また、塗装をしていても強風や地震などの揺れで飛んで行ってしまったり、割れてしまうと部分的なメンテナンスもかかります。
そう考えると、初期費用は抑えられても維持費用が掛かるため総じてほかの屋根材より高くなる傾向にあります

③下地が劣化しやすい
→スレートは下地の上に直接平べったいスレートを張ります。
平らなものに、平らを張ったらどうなるでしょう?
ピッタリ、隙間なくくっつきますよね

一見、雨漏りしにくそうに思いますが、実はそこに熱がこもって下地の劣化が早まります。
下地の劣化は葺き直し、葺き替えの工事になってくるので費用もかさみますね

やっぱり総じての予算はかかってきてしまうのがご理解いただけたかと思います。