①金属屋根や瓦に比べて耐用年数が落ちる→屋根材本体を手に取ってみてみるとあからさまなのですが、
アスファルトシングルを一言で表すなら、『ゴムのシート』です。
他の屋根材と比較したとき、ペラペラな印象を持たれることが多いです。
アスファルトシングルの耐用年数は、10年~20年程度ですが、
日本の気候や環境下では、十分な力が発揮できないのが事実です
十分な力が発揮できないというのも、
日本の高温多湿で、四季のある環境では、ゴムはあまり適さず、
溶けてしまいます。
実際、屋根工事に行くと、本来1枚1枚分かれているはずのアスファルトシングルが、
ゴムが溶けて、大きな1枚のシートになっているなんてことも…。
こうなると、葺き替えは難しく、カバー工法の手段をとるしかないなど、
選択の幅が狭くなってしまいます。
また、重ねて、重ねてを繰り返すうちに重量も増え、耐震性にも影響が…。
せっかく軽い屋根材なのに、メリットを十分に活かせなくなってしまうのは悲しいですよね
②耐風性に不利
③技術力のある業者が少ない
→アスファルトシングルは、薄いシートです。
そのため、強風によって、剥がれや破れがみられることがあります。
また、表面の石粒がコロコロ落ちてくることもあります。
施工の際は、接着剤や、釘などで圧着しますが、
耐久性を確保するには、施工時に技術が必要です。
技術がないと、強風により飛んで行ってしまったり、剥がれ落ちるなんて言うこともあります
しかし、瓦や金属屋根のように、
その屋根を専門とする業者が、アスファルトシングルには
いないといっても過言ではありません。
理由は、需要の低さです。
そのため、業者選びは慎重に行わなければなりません。
④断熱性に不利
→金属屋根のように断熱材一体型の商品はなく、
瓦のように空気層を設ける施工もできません。
その為、断熱性に関しては対応策がなくどうしても劣ります。