①経年劣化による変形
→谷樋は板金で施工されていることが多いです。
時が経つにつれ、常に外にさらされている屋根板金は歪んだり、曲がったりすることがあります。
結果、雨水がスムーズに排水されず谷樋に水たまりができます。
想像できる通り、
水がたまり続けることは、屋根にダメージを与え続け、サビや穴あきを引き起こします。
特に勾配の緩い屋根においては、
この水たまりができやすく雨漏りしやすいといわれています。
②オーバーフロー
→オーバーフローとは雨水が排水しきれず溢れてしまうことです。
谷樋の機能が低下すると
雨水が排水しきれず逆流を引き起こし、屋根材と下地の間に雨水が侵入します。
これを何度も繰り返すと谷樋部分を中心に屋根全体に広がって
最終的に雨漏りを引き起こします。
オーバーフローは豪雪時に雪が谷樋に集中して積もる場合や、
排水を受ける雨樋の集水器にゴミが溜まっている場合も発生しやすいです。
急激なゲリラ豪雨でも起きやすいです
③DIYによる谷樋修理
→誤ったDIYによる修繕を行うことで雨漏りが発生したり悪化することがあります。
屋根に上がってみると
谷樋と屋根材の隙間がかなり空いているように見え
『ここが雨漏りの原因だっ!』と思う方が多いようです。
しかし、そこをコーキングなどのシリコン材やビニールを挟んで隙間を埋めると
排水が上手にできずより雨漏りの悪化を拡大させます。
谷樋の修繕は専門業者にお願いするのが賢明な判断といえます