「瓦棒葺き」と「立平葺き」の違い
トタン屋根や金属屋根の工事でよく耳にする「瓦棒葺き」と「立平葺き」。
見た目は似ていますが、実は屋根の内部構造や雨漏りへの強さが大きく異なります。
最近ではメンテナンス性や耐久性の高さから「立平葺き」を選ぶ方が増えていますが、お住まいの立地環境(道路の狭さなど)によっては注意が必要です。
ここでは、後悔しない屋根選びができるよう、両者の決定的な違いや費用相場、選び方のチェックリストをご紹介します!
瓦棒葺きには、大きく分けて以下の2つの様式が存在します。
まず一つ目は金属板と金属板のつなぎ目部分に「心木(しんぎ)」と呼ばれる木材を挟み込み、そこに金属キャップを被せて固定する方式です。
心木に全ての金属を固定しているため、軒先から水を吸い上げ木が腐ってしまうと風などで屋根がめくれあがってしまう可能性があり、現在はあまり使われない様式です。
次に、木材の腐食を防ぐために、心木を使わずに吊り子などの金属部材だけで金属板同士を固定する様式です。
メーカーで有名なのが、三晃金属株式会社で『三晃式瓦棒』と言われることも。
既存の瓦棒屋根は、大体こちらが多いように思ってもらえたらと思います😊
金属は膨張伸縮するため横葺きなどの金属全てが結合しているものは、膨張伸縮を繰り返すことで、元の寸法から少しずれたりします。
しかし、瓦棒の場合、隣り合う金属板が大きく離れているので、大きなずれは生じません。
かぶせてあるキャップ部分の下は空洞になっているため、積雪などで歪むと、その部分に雨水がたまり金属に穴をあけたりします。
ただ、メンテナンスが容易なので、ここもまたメリットかもしれません。
立平葺きの特徴は、心木という概念を離れた葺き方になります。
上記絵図の様に、隣り合う金属板同士を噛ませているため、心木がある場合より、つなぎ目が1~2センチ細くなり、スタイリッシュに見えます。
性能面では軽量でサビに強く、つなぎ目が屋根面より高く立ち上がっているため、雨水が直接浸入しにくい構造になっています。
また、施工時に屋根材の表面に穴を開けずに固定するため、経年劣化による釘穴からの雨漏りリスクがありません😉
金属屋根の中でもトップクラスに雨漏りしにくいのが最大のメリットです!
金属板を、くるくると丸めてコイル状にし、運搬、搬入するので、多少現場周辺が狭かったとしても、隣のお家と近くて、足場の幅が狭かったとしても、葺くことができます。
施主様の屋根のサイズに合わせて金属板が加工され、そのままのサイズで運搬、搬入されるため、大きな4トントラックなどでの運搬になります🚚
現場の道路の環境によっては不可能な場合があります。
また、材料も一つ一つが大きいため、搬入する場所が求められます。
ここが立平葺きのネックな部分です。
大きな工場や施設で採用される工法だと思われるのは、広い場所でしか葺けないからかもしれません。
既存の古い屋根を撤去せずに、上から新しい屋根材を重ねる工法。
💰 費用相場
11,000円〜/平米
※屋根の大きさ・使用する屋根材・施工内容などによって費用は異なります。
既存の古い屋根と下地を撤去し、下地から新しい屋根にする工法。
💰 費用相場
15,000円〜/平米
※屋根の大きさ・使用する屋根材・施工内容などによって費用は異なります。
以下の項目に該当する場合は、瓦棒葺きの検討がおすすめです。
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[ ] ご自宅前の道路や周辺の道幅が狭く、大きな車が入れない
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[ ] 既存の屋根が瓦棒葺きで、部分的な補修やキャップの交換で済ませたい
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[ ] 初期費用(施工コスト)を少しでも低く抑えたい
以下の項目に2つ以上当てはまる場合は、立平葺きが最適です。
以上が瓦棒葺きと立平葺きの違いになります。
いかがでしたでしょうか?
最近は、オールメタル(外壁も屋根も全部金属で施工する家)のお家も、モダンでシンプルかつかっこいいと人気を集めていますね
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