コーキングの種類は基本4種類になります。
①シリコン系
→シリコン系は耐久性、耐候性、耐熱性に優れます。
硬化しても弾力性を持ち、ガラス類によく接着します。
また、比較的安価でコストパフォーマンスがいいのも特徴です。
主に、ガラス周り目地、浴室、浴槽、キッチン回りなどの水回りに使用されます。
デメリットとしては、打った際にシリコンオイルが出るため、周辺が汚れやすく上から塗装ができません。
②ウレタン系
→ウレタン系は、耐久性が非常に高いのが特徴です。
硬化してもゴムのような弾力性を持ち、密着性が高いメリットもあるため外壁のひび割れや目地の補修によく使用されます。
しかし、耐候性が低く、紫外線に弱い、また、ほこりが吸着しやすいので屋外で使用する場合は塗装での保護が必要になります。
塗装後に汚れにくい、ノンブリードタイプがあるのも良い点です。
③アクリル系
→アクリル系は、水性タイプで作業のしやすさNO,1です。価格も比較的安いです。
また塗装もでき、湿った場所でも使用できます。
デメリットとしては硬化後に肉やせがおきることが多く、耐久性が悪いです。
日当たりが良い場所だと、10年ほどでひび割れになるといわれています。
1980年時代に多く取り入れられたと言われています。現在はあまり使われていません。
④変成シリコン
→変成シリコンは、シリコンとあるのでシリコン系と同じに思われがちですが、含まれる素材が全然違います。
変成シリコンは、ウレタン樹脂を原料としたもので、耐候性、塗装性に優れていることから、様々な用途に使用されます。また塗装しなくても耐久性はあり、本体自体もカラーバリエーションが豊富です。
デメリットとしては、価格が高めで、シリコンよりは耐久性が劣ります。
価格が高いからいいものということではなく、使用用途によって変わるのでご注意ください。