棟は、④で出てきましたね。この部分は、一番負荷がかかりやすく、修理の対象になることが多いのでご紹介しておきます。
『棟』とは、屋根の一番高い位置にある板金施工した部分です。
屋根の面と面がぶつかり合うところで、ここをしっかり防水施工しないと雨漏りの原因になります。
また、棟は一番高い部分にあるため、天候の変化、風などの影響を受けやすく、劣化の進行が速い場所でもあります。
台風での被害では棟が飛んで行ってしまったという事例も少なくありません。
棟の構造は、まず『貫』という板を張り、その上に棟板金を施工します。
この貫は、木材が使用されていることが多く、この木材にビスで板金を固定するので、この貫が腐食すると棟が飛んで行ってしまう原因となります。(※現在はタフモックなどの樹脂製の貫も登場しています。)
木材がいいか、樹脂製がいいかは、お客様ご自身でお決めいただけます。
街の屋根やさん 川口店でも、貫の施工実績は多く、この状況からみても棟は被害を受けやすいことがわかります。
職人さん、営業さんとの会話の中で、「棟部のビスの浮きが気になりますね。」などと言われたらあそこだっ!と思っていただけたら嬉しいです。