寄棟屋根とは、4つの面で構成されていてます。
面が多いため、棟の数も多く、地面に水平に渡る棟を『大棟』(おおむね)。
そこから斜めに下る棟を『隅棟』(すみむね)と言います。
寄棟屋根は、切妻屋根に次いで多くみられる屋根で、
全方向に面があるため耐風性に優れ、外壁を雨風、紫外線から守ってくれます。
それでは
メリット、デメリットを見ていきましょう
★メリット★
①安定感があり安心できるたたずまい
→お家に求めるものの一つとして、安心できる住まいを上げる方が多いと思います。
寄棟屋根は、全方面に屋根面があり、どっしりとした外観で、
いかにもお家が守られている感があります。
また落ち着いた雰囲気も兼ね揃えているので、
和風建築にも、洋風建築にも合うところもメリットかもしれません。
②耐風性に優れている
→全方面に屋根面があることにより、風を受け流せる形状になっています。
③オバーフローが起こりにくい
→オバーフローとは雨水の逆流することです。
屋根の持つ排水機能が働かなくなると雨水が逆流して下地に流れ込みます。
特に危惧される場所が雨樋付近です。
寄棟屋根は、全面に雨樋がついているので、雨水が分散されオーバーフローの危険性が少ないです。
④雨、風、紫外線から外壁を守ってくれる。
→寄棟屋根は切妻屋根や片流れ屋根などと違って、全方面屋根があるので、
軒がすべての方向にあり、外壁を守ってくれます。
そのため、片方だけ劣化が進行するなどはあまりなく、安定した屋根状態を保つことができます。