★デメリット★
①下り棟が集まる頂点が点になる
→方形屋根の場合、屋根の頂点が線ではなく点になるため、
板金職人による雨仕舞の腕と、コーキング材に頼るしかありません。
板金職人にとっては、腕の見せ所でもありますし、やりがいを感じる部分ですが、
屋根にとっては、負荷が大きい一点です。
ここの点検を怠ると、劣化が進行したときに一気に建物を傷める原因になります。
②ソーラーパネルが取り付けにくい
→屋根1面1面が三角形であるのが方形屋根の特徴ですが、
三角の分、ソーラーパネルはつけにくいです。
③十分な換気ができない
→方形屋根と似た、寄棟屋根は頂点が線であり、大棟という棟板金が取り付けられるため、
そこに換気棟という換気口を取りつけることができます。
しかし、方形屋根は頂点が点であるため、換気口が設けられず、
また内部の構造的にも、頂点に集まる垂木によってふさがるため、十分な屋根裏換気ができません。
そのため、方形屋根の場合は屋根内部の結露や湿気に気を付けなければなりません。