トタン屋根は住宅や工場、倉庫に使われている金属屋根の一種です。薄い鋼板に亜鉛メッキをめっきしたトタン板で
作られています。日本では大正時代から徐々に普及し始め、それまで主流だった日本瓦の屋根よりも安くて施工期間も短いのでとても流行りました。戦後の高度経済成長期には全国各地の住宅で施工されるようになりました。現在ではあまり見られなくなってきたトタンですが、亜鉛にアルミニウムを加えて錆びにくくした「ガルバリウム鋼板」に進化しており、特に東北や北海道といった豪雪地帯では雪に強い屋根として様々な建物に使われています。