カーポートは主に車を紫外線や雨から守ってくれるために設置するものですが、近年問題になっているのが台風による破損や積雪による重みで上の写真のようにへこんでしまったりと、自然災害の猛威によって今までより
強度が求められるようになってきました。一昔前までは塩化ビニールやアクリルといった素材のほうが価格が安いためかよく目にしましたが、紫外線による劣化が早いので屋外には適しているとは言えませんでした。
そのため現在のカーポートはアルミ製の柱にポリカーボネートという屋根材を使用しているのが主流になってきました。
ポリカーボネートとはプラスチックの一種ですが、熱線遮熱や熱線吸収などの機能を付加したタイプもあります。
なんといっても一番のメリットはとにかく軽くて衝撃に強いことです。
その強さはガラスと比較してみると約200倍近いと言われいます。
近年では雹害(ひょうがい)によるカーポートの被害も増えてきているようですが、ポリカーボネートなら余程のサイズの雹じゃない限り壊れることはありません。
ちなみに材料費も低価格なことから現在のカーポートの屋根材では定番になっています。