-既存の屋根の状態-

既存のスレート屋根は色あせと黒ずみが進行

施工前の屋根はスレート材（セメントを主原料とした屋根材）でしたが、
全体に黒ずみがあり見た目の印象も大きく変わってしまっていました。
これは長年の紫外線や雨風の影響で、表面の防水性が落ちている状態です💧
このままでは雨水が内部に浸入するリスクも高まるため、カバー工事を提案させて頂きました。

-棟板金＆貫板の撤去-

まずは屋根のてっぺんにある棟板金（むねばんきん）を取り外していきます。
棟板金とは、屋根の頂上にある金属製の部材で、風や雨の侵入を防ぐ重要な部分です。

外してみると、中から木製の貫板（ぬきいた）と呼ばれる部分が出てきました。
これは板金を固定するための下地材でとても大切な部分◎
木製の貫板は、長年の湿気や熱で劣化していることが多く、強風や台風時に飛散するリスクがあるので
定期的なメンテナンスが必要な部分です。普段見えない部分だからこそ気にしておきたい部分です✌

-ルーフィング（防水紙）施工-

続いて、既存屋根の上に”ルーフィング”と言われる防水紙を敷いていきます。
防水紙は屋根材の下にある雨水を建物に浸入させない「最後の砦」となるシートです。

屋根材の隙間からはどうしても雨水が侵入してしまいます。
その時にルーフィングがしっかりと施工してある事で内部に雨水が侵入する事を防いでくれるのです。
これはバッチリ雨漏り対策に繋がりますね👍💚

今回はPカラーEXという、高耐久で信頼性の高いルーフィングを使用★
この防水紙は、耐熱・耐水性に優れており、急な豪雨にも対応できる強さを持っています。

-新しい屋根材の設置-

ルーフィングがしっかりと貼れたら次はいよいよ屋根材の設置です🏠✨✨
今回使用したのは、ニチハ様の横暖ルーフαS　ブラウンです。

★横暖ルーフαｓの特徴★

• 高い断熱性能：裏面に断熱材が一体化しているため、夏の暑さや冬の寒さを屋内に伝えにくくします。

• 軽量設計：金属製ですがとても軽く、地震の際の建物への負担を大幅に軽減。

• 耐風・耐久性に優れる：台風や強風でもめくれにくい構造です。

• 落ち着いた色味で美観も向上：今回のブラウンカラーは外壁ともマッチし、外観も引き締まった印象に♪
  
  
  
  下記リンク先では横暖ルーフについて詳しく説明しています👀
  （ブラウン以外の色味もあります）
  屋根材を検討されている方はぜひご覧ください♪
  
  ＞＞横暖ルーフの詳細についてはこちら❤
  
  

-樹脂製の貫板の設置-

屋根材の設置後は、新しい貫板を取り付けていきます。
今回は樹脂製の貫板を使用しました♪

木材に比べて以下のようなメリットがあります

• 腐食しない：雨水や湿気にも強く、腐らないので長持ち👍

• シロアリ被害の心配がない。

• 反りや割れが起きにくいので、メンテナンス回数も減ります。

この樹脂製貫板に棟板金をしっかりと固定することで、強風時の飛散リスクも大きく軽減されますので安心ですネ(⌒∇⌒)

-施工前→施工後-