～ごあいさつ～

こんにちは！
川口市で屋根リフォームを行っている「街の屋根やさん 川口店」です。

今回は【埼玉県ふじみ野市】にて行った、瓦屋根から金属屋根への葺き替え工事をご紹介いたします。
長年お住まいを守ってきた瓦屋根ですが、年月が経つとともに劣化やズレ、苔や藻の発生が見られるようになります。
お客様から「屋根を軽くして、今後の地震対策もしたい」とのご相談をいただき、今回の工事を行いました。

＞＞＞ 屋根葺き替え工事の初心者ガイド！おすすめの屋根材や費用・後悔しないためのポイント

■ 瓦屋根の現状と特徴

現地調査を行うと、瓦の表面には木の枝や藻が溜まっている状態でした。
見た目だけでなく、湿気を含んだ苔や枝は瓦の下地を痛める原因にもなります。

瓦屋根には次のようなメリットとデメリットがあります。

〈メリット〉
・耐久性が非常に高く、メンテナンス頻度が少ない
・断熱性・遮音性が高い
・和風住宅との相性が良く、美しい外観を保てる

〈デメリット〉
・重量があるため、建物への負担が大きい
・地震や強風でズレや落下のリスクがある
・施工費用や修繕費が高くなりやすい

こうした理由から、最近では軽量で丈夫な金属屋根への葺き替えが増えています✨✨

■ 瓦屋根から金属屋根に葺き替えるメリット

瓦から金属屋根に変える最大のメリットは「軽量化」です。
金属屋根は瓦の約1/10の重さ。建物への負担を減らし、地震時の揺れを軽減できます。

さらに、サビや色あせに強い塗装が施されているため、美観を長く保てるのもポイント。
雨音も抑えられ、メンテナンスコストもぐっと下がります。

■ まずは瓦降ろしから！

工事はまず「瓦降ろし」から始まります。
瓦降ろしとは、既存の瓦を一枚ずつ丁寧に撤去していく作業のことです。
瓦屋根は1枚1枚が独立しており、全体で数百枚にもなるため、慎重に作業を進めます。

撤去した瓦はトラックに積み込み、適切に廃棄処分します。
この作業だけでも屋根の印象が大きく変わります。

■ 土や埃の掃除も丁寧に

瓦を外すと、その下から古い土や埃が出てきます。
昔の瓦屋根は「土葺き工法」といって、瓦の固定や防水に土を使用していました。
長年の間にこの土が湿気を含み、下地を傷めることもあるため、きれいに清掃します。
この掃除が、これからの新しい屋根を長持ちさせる第一歩です。

■ バラ板（ばらいた）とは？

掃除を進めると、屋根の下地材「バラ板」が見えてきました。
バラ板とは、屋根の構造を支えるために細い木の板を隙間を空けて並べたものです。
通気性を保ちつつ、瓦を支える役割を果たしていました。

しかし、年数が経つと反りや腐食が進むため、今回は新しい下地を組み直すことにしました。

■ 樹脂用合板の設置

ルーフィングの上には「樹脂用合板」を敷いていきます。
これは屋根材をしっかり固定するための下地であり、強度と安定性を高める役割を果たします。
また、熱や湿気による伸縮に強く、金属屋根との相性も抜群です。

■ ルーフィング（防水シート）の設置

下地を整えた後は、屋根の防水層である「ルーフィング」を設置します。
使用したのは日本一ライトという高品質ルーフィング。

この製品は、軽くて柔軟性がありながらも、優れた防水性と耐久性を兼ね備えています。
屋根内部への雨水の侵入を防ぎ、住宅を長期的に守る大切な工程です。

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第1部ではここまで！
瓦屋根の撤去から下地づくりまでの工程をご紹介しました。

次回の【第2部】では、いよいよ金属屋根「横暖ルーフαS」の設置から棟板金の仕上げ、そして完成までの様子をご紹介します！