棟板金とは？？

棟板金（むねばんきん）ってなに？屋根のてっぺんを守る大切な部材

「棟板金」とは、屋根の一番高い部分（＝棟）に取り付けられている金属製のカバーのことです。
屋根は、複数の斜面が合わさってできていますが、その継ぎ目となる部分が「棟（むね）」です。

この継ぎ目にはすき間ができるため、雨水が入りやすくなります。そこで、雨水の侵入を防ぐために取り付けられるのが棟板金です。

☆棟板金の役割☆

• 屋根の継ぎ目をカバーして雨漏りを防ぐ

• 屋根の構造を風から守る

• 美観を整え、屋根全体をすっきり見せる

材質には「ガルバリウム鋼板（さびにくい金属素材）」などが使われており、軽くて丈夫なことが特徴です。

しかし、棟板金は釘やビスで固定されているだけのため、下地材（貫板）が劣化すると、強風などで浮いたり、外れたりするリスクがあります。最悪の場合、飛ばされてしまい、隣家への被害や雨漏りにつながるケースもあります。

棟板金取り外し

まずは既存の棟板金を取り外していきます。
屋根材本体を傷つけないように丁寧に行います✨✨

すると木製の貫板が出てきました。従来の木製の貫板は、長年の雨風にさらされることで腐食（くさり）や変色が進みます。木が傷んでしまうと、そこに打たれた釘が効かなくなり、棟板金が不安定になる原因となります。

今回の現場でも、既存の貫板は木製で、色が変わり所々で腐食が確認されました。
このままでは強風時に板金が飛ばされるリスクが高いため、早急な対応が必要な状態でした。

今回の工事では、木製の貫板ではなく、樹脂製の貫板へ交換しました。

樹脂製貫板は、プラスチック樹脂を主成分とした軽量で丈夫な素材でできており、木のように腐ることがありません。さらに、吸水しないため、湿気や雨にも強く、シロアリの被害にも合いにくいのが特徴です。

耐久性が非常に高いため、今後のメンテナンス頻度を大幅に減らすことができるというメリットがあります。
長い目で見れば、コスト面でも安心です。

劣化した棟板金はすべて撤去し、新しいものを設置しました。

棟板金とは、屋根のてっぺんをおおう金属の板のことで、屋根の継ぎ目から雨水が入るのを防ぐ大切な部分です。
新しい棟板金は耐久性・防錆性に優れたガルバリウム鋼板を使用。
ガルバリウム鋼板は、サビにくく軽量で、住宅の屋根材として多く使われている信頼性の高い素材です。

樹脂製の貫板と組み合わせることで、固定力が格段に向上。今後の台風や強風でも安心できる屋根となりました✨✨