棟板金とは？

棟板金は、屋根の頂上（棟部分）に取り付けられている金属製のカバーです。
屋根材同士のすき間を保護し、雨や風が屋根内部に入り込むのを防ぐ役割があります。

しかし、時間が経つと強風や経年劣化で浮いたり、サビたり、固定が弱まったりすることがあります。
放置すると、台風や突風で棟板金が飛ばされてしまい、周囲への被害にもつながる恐れがあります。

貫板とは？

貫板は、棟板金の下地にある木材で、板金をしっかり固定するための“土台”のような役割を持っています。
雨水がわずかでも入り込むと、この木材が変色・腐食・カビの発生などを引き起こし、やがて棟板金の固定力が弱くなります。

棟板金を取り外すと、貫板が出てきます☆彡

貫板が腐食すると起こるリスク

• ■ 強風による棟板金の飛散
  　→ 住宅だけでなく、近隣にも被害を与える可能性があります。

• ■ 雨漏りの発生
  　→ 腐食した木材の隙間から水が侵入し、天井裏や構造材に被害が広がります。

• ■ 補修費用の増加
  　→ 初期の段階で対処すれば安価で済むものも、放置すると広範囲の補修が必要になります。
  
  
  

樹脂製貫板のメリット

樹脂製貫板は、プラスチックを基材にした製品で、以下のようなメリットがあります：

1. 腐食しない・耐水性抜群

水を吸わないので、雨にさらされても腐りません。屋根の一番上という厳しい環境でも長持ちします。

2. 安定した強度

反りや割れが起きにくく、ビスや釘の保持力が高い状態を長くキープできます。これにより、棟板金がしっかり固定され、風で飛ばされにくくなります。

3. メンテナンスの頻度を軽減

木製に比べて劣化しにくいため、交換頻度が少なく済みます。長期的に見ればコスト削減にもつながります。

4. シロアリ被害なし

プラスチック素材のため、シロアリや害虫による被害も起こりません。

棟板金をしっかり固定するためには、その下にある貫板が丈夫であることが絶対条件です。
屋根の頂部は風や雨の影響を一番受けやすい場所。だからこそ、腐らない・強い・長持ちする樹脂製貫板が選ばれているのです。

当社でも、屋根カバー工法や棟板金交換の際には、お住まいの状況に合わせて木製か樹脂製かを丁寧にご提案しています。

「どうせ工事するなら、より長持ちする素材を使いたい」
そんなお客様に、樹脂製の貫板は自信をもっておすすめできる選択肢です。