2025.12.22
鴻巣市で行った屋根カバー工事の施工事例🏠【前編】 こんにちは(*^-^*)🧰埼玉県川口市にある屋根リフォーム専門店町の屋根屋さん川口店です♪今回は埼玉県鴻巣市の方から「屋根をじっくり見る機会がなく遠目では問題なさそうに見えるものの、築年数が経っているので一度点検をお願いしたい」と…
こんにちは!
川口市で屋根リフォームを行っている「街の屋根やさん 川口店」です。
今回は埼玉県久喜市にて、スレート屋根からニチハの「アルマ」を使った屋根カバー工事を行いましたので、その様子をご紹介いたします。
屋根工事というと難しいイメージを持たれる方も多いですが、この記事では専門用語もわかりやすく解説しながら、リフォームの流れを丁寧にお伝えします。屋根のメンテナンスを検討されている方にとって役立つ情報になれば幸いです。
今回工事を行ったお宅は「スレート屋根」が使われていました。
スレート屋根とは、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状にした屋根材で、昭和後期から平成にかけて多くの住宅で採用されました。
軽量で施工性が良く、価格も比較的リーズナブルだったため一気に普及しました。
しかし、スレート屋根は表面の塗装が劣化すると防水性が失われ、雨水を吸収してしまい割れやすくなります。今回の現場でも、色褪せがひどく表面が白っぽくなり、屋根材自体が弱っている状態でした。このままでは雨漏りのリスクが高まるため、早急な対応が必要でした。
>>> スレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説!製造された時期ごとに異なる寿命や注意点とは?
工事の最初の工程は、屋根の頂上部分にある「棟板金(むねばんきん)」と、その下に設置されている「貫板(ぬきいた)」の撤去です。
棟板金とは?
屋根のてっぺんを覆っている金属の部材で、屋根材同士の隙間を塞ぎ、雨水の侵入を防いでいます。
貫板とは?
棟板金を固定するために下地として設置する木材です。
今回の現場では、この貫板が長年の雨水の影響で変色・腐食しており、手で触れるだけで木がボロボロ崩れてしまう状態でした。
貫板が腐ってしまうと棟板金をしっかり固定できず、強風で飛散してしまう恐れがあります。飛んだ棟板金が近隣の建物や人に当たれば、大事故につながる非常に危険な状態です。
>>>川口市で棟板金交換!「棟板金が浮いている」と業者が訪問したことがきっかけ!中には悪質な業者がいますのでご注意ください!
棟板金や貫板を取り外して屋根をフラットな状態にしたら、次に「ルーフィング」を設置します。ルーフィングとは屋根材の下に敷く防水シートで、雨漏りを防ぐ最後の砦です。
今回使用したのは 「タディスセルフ」 という粘着式のルーフィングです。
釘穴からの雨水侵入を防ぎやすい
高い防水性能で長寿命
自着性があるので施工時のズレが少ない
こうした特徴から、屋根の耐久性を大幅に高めることができます。屋根材よりも先に見えなくなる部分ですが、実は非常に重要な役割を果たしています。
>>> 雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介
ルーフィングの上に、新しい屋根材「ニチハ シングルアルマ(ブルー)」を設置していきます。
アルマの特徴
ガルバリウム鋼板をベースにした軽量金属屋根
サビや腐食に強く、耐久性に優れている
スタイリッシュなデザインで見た目も美しい
ブルーの屋根材を採用したことで、建物全体の印象が一気に明るくなりました。金属屋根は瓦に比べて重量が軽いため、地震時の揺れを軽減できる点も大きなメリットです。
>>> 屋根の割れ💦三郷市にてニチハのアルマを使って屋根カバー工事🏠♪
続いて「雪止め」を取り付けました。
雪止めとは、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちないようにするための金具です。もし雪が一気に落ちると、雨樋の破損や通行人への事故につながる危険性があります。
設置方法は、新しい屋根材に専用の金具を固定し、屋根全体にバランスよく配置していきます。これで冬場の安全性も確保できます。
>>> 落雪防止の雪止め設置は後からも可能!4つの雪止めタイプをご紹介
屋根材の施工後は、新しい棟板金を固定するための下地として「樹脂製の貫板」を設置しました。
樹脂貫のメリット
木材のように腐食や劣化がほとんどない
シロアリ被害の心配がない
長期間にわたり安定した固定力を発揮
これにより、従来の木製貫板で起こりやすかった腐食や破損のリスクを大幅に減らすことができます。耐久性を考えると、これからは樹脂製の貫板が主流になっていくでしょう。
最後の工程では、屋根の頂上部分に 棟板金(むねばんきん) を新しく取り付けていきます。
棟板金は屋根材同士の重なり部分や隙間を覆い、雨水の侵入を防ぐとても重要な部材です。今回のようにスレート屋根をカバー工事した場合でも、棟板金は必ず新しく交換します。
まず、屋根の頂上に設置した 樹脂製の貫板 に合わせて、棟板金をビスでしっかり固定していきます。従来は釘で留める方法が主流でしたが、現在は強風で抜けにくい「ステンレス製のビス」が使われるのが一般的です。ビスで固定することで、台風や突風による飛散リスクを大幅に減らせます。
次に、棟板金同士の 継ぎ目部分をコーキング材(シーリング材)で丁寧に処理 します。コーキングは弾力のある防水材で、雨水や風が入り込まないように隙間を埋める役割があります。
特に継ぎ目部分は雨漏りの原因になりやすいため、職人が慎重に作業を進めました。
仕上がった棟板金は直線が美しく、屋根全体を引き締めるアクセントにもなります。機能面はもちろん、外観の印象もグッと良くなりました。

今回の久喜市での屋根カバー工事では、劣化したスレート屋根を撤去せず、その上から防水紙と金属屋根材「アルマ」を施工しました。
見た目の美しさだけでなく、耐久性・防水性・安全性が大幅にアップ
樹脂製の貫板や雪止めの設置で、将来的な安心も確保
屋根は住まいを守る大切な部分です。劣化が進む前に適切なメンテナンスを行うことで、長く快適に暮らすことができます。
「うちの屋根もそろそろ心配かも…」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。調査・点検は無料で承っております!.
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