
2025.04.23
こんにちは!街の屋根やさん川口店です🏠♪本日ご紹介するのは”貫板交換工事”屋根の棟(むね)部分に使われている「貫板(ぬきいた)」は、建物の耐久性に関わる重要な部材です。今回は、羽生市にお住まいのお客様からのご依頼で、変色や劣化が進んだ木製の貫板を、耐久性に…

川口市にお住まいのA様より、「屋根の板が浮いて見える」とのお問い合わせをいただき、現地調査を実施したところ、棟板金(むねばんきん)を固定するための貫板(ぬきいた)が劣化していることが判明しました。
まずは屋根に上がり状態を確認しました。棟板金を留めている釘が浮いていたり、外れていたりしており、強風が吹いた際には飛散する恐れがありました。
棟板金の下にある「貫板」は、板金を固定する土台のような役割を担う重要な部材です。今回使用されていた貫板は木製のもので、経年劣化により変色が進行し、雨水を吸って腐食しかけている状態でした。これでは釘が効かず、台風時などに棟板金が剥がれるリスクがあります。
工事当日はまず既存の棟板金を丁寧に取り外し、劣化した木製の貫板を撤去します。
木の内部はかなり傷んでおり、一部は手で軽く押すだけでへこむほどでした。ここまでくると、自然災害が来る前に交換できて本当によかったと思える状態です。
撤去作業の後は、いよいよ新しい樹脂製の貫板を取り付けます。
材質が軽くまっすぐなため、施工もしやすく、ビスでしっかりと固定できるため、強風時にも安心です。
新しい貫板を取り付けた後、棟板金も再設置し、シーリング材(防水用のゴムのようなもの)で仕上げます。
雨水の侵入を防ぐための重要な工程です。
貫板には大きく分けて**「木製」と「樹脂製」**の2種類があります。それぞれに特徴があり、状況に応じて選ばれます。
木材で作られた貫板は、昔から一般的に使用されてきました。加工がしやすくコストも比較的安価で、職人にもなじみのある素材です。
【メリット】
材料費が比較的安い
加工しやすく施工しやすい
【デメリット】
雨水や湿気で腐食しやすい
釘やビスがゆるみやすく、台風などで棟板金が飛びやすくなる
定期的な点検・交換が必要(耐用年数10年程度)
樹脂(プラスチックのような素材)を主成分とした貫板は、木の弱点をカバーするために開発された耐久性に優れた新素材です。近年ではリフォームや新築の現場でも採用が増えています。
【メリット】
腐食しにくく、シロアリ被害の心配もほぼない
湿気や気温の変化で反りにくい
ビスがしっかり効くため、風で棟板金が飛ぶリスクを抑えられる
耐用年数が長く、メンテナンス頻度が少ない
【デメリット】
木製に比べて材料費が高め
重量は軽いが、硬くてやや加工しづらい面がある(施工には慣れた職人が必要)
施工完了後には、屋根全体がしっかりと固定され、見た目も引き締まりました。
A様からも「これで安心して台風シーズンを迎えられる」とのお言葉をいただき、私たちもとても嬉しく感じました。
貫板は屋根の表面からは見えにくいため、劣化に気づきにくい部分です。
しかしながら、屋根全体の耐久性に関わる重要な部材のため、10〜15年に一度は点検・交換をおすすめしています。
当社では川口市を中心に、屋根の無料点検も承っております。
「ちょっと気になる」「前回の工事から時間が経っている」など、お気軽にご相談ください!
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