〇既存屋根の状態♥

こちらが施工前の屋根の状態です。
既存屋根には、スレート屋根が使用されていました。

スレート屋根は、セメントと繊維を薄い板状に加工した屋根材で、

• 軽量で建物への負担が少ない

• 比較的コストを抑えられる

といった理由から、戸建て住宅で広く採用されています。
ただし、築10～15年を超えると経年劣化が目立ちやすい屋根材でもあります。

今回のお宅では、

• 屋根全体の色あせ

• 屋根材の反りによるすき間の発生

• 複数箇所での欠け・割れ

といった劣化症状が確認できました。

また、屋根形状は**「棟違い屋根」**と呼ばれる、高さの異なる屋根が組み合わさった構造で、
施工にはより高い技術力が求められるケースです。

カバー工法を選択した理由

今回は、既存屋根をすべて撤去する「葺き替え工事」ではなく、
既存屋根の上から新しい屋根を重ねる「屋根カバー工法」を採用しました。

カバー工法には、

• 工期が短い

• 廃材が少なく、処分費用を抑えられる

• 屋根が二重構造になり、断熱性・遮音性が向上

といったメリットがあります。

ただし、下地の劣化が激しい場合は施工できないため、事前点検が非常に重要です。

〇ルーフィング貼り〇

ルーフィング施工｜日本一ライトを使用

カバー工事で最初に行うのが、
ルーフィング（防水シート）貼りです。

ルーフィングは、屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ
屋根の防水性能を左右する重要な部材です。

今回使用したのは、
国産高性能ルーフィング材 「日本一ライト」。

• 軽量で施工性が高い

• 耐久性・防水性に優れている

といった特長があり、当社でも多くの現場で採用している信頼性の高い製品です。

屋根本体葺き｜リッジウェイ（ブラウン）

屋根材には、
アスファルトシングル材「リッジウェイ」のブラウンを使用しました。

リッジウェイは北米で長年使用されてきた実績ある屋根材で、

• 立体感のあるデザイン性

• 非常に軽量で耐震性に優れる

• 柔らかい素材で割れにくい

といった点から、日本でも人気が高まっています。

外壁との相性も良く、
落ち着きのある高級感ある仕上がりとなりました。

施工完了｜棟違い屋根も安心対応

施工完了後がこちらです。

今回のような棟違い屋根では、
屋根の接合部や雨水の流れを考慮した
丁寧な雨仕舞（あまじまい）処理が欠かせません。

当社では、事前の現地調査・採寸を徹底し、
屋根形状に合わせた最適な施工プランを作成。

経験豊富な職人が施工を行うことで、
雨漏りリスクを抑えた美しい仕上がりを実現しました。

まとめ｜スレート屋根は10年を目安に点検を

屋根は普段見えにくい場所ですが、
気づかないうちに劣化が進行していることが少なくありません。

特にスレート屋根は、

• 割れ

• 反り

• 防水性能の低下

が起こりやすいため、
築10年以上経過している場合は一度点検がおすすめです。

街の屋根やさん 川口店では
屋根・板金・雨樋・カーポートなどのご自宅の
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